車中泊をしていると、「あれがあればもっと快適だったのに」と思うことがよくある。限られた車内スペースをどう活用するか、そしていかに心地よく過ごすかがポイントになる。なので、実際の体験をもとに「車中泊にあると便利なもの」を15個ピックアップして紹介してきます。
快適に過ごすためのポイント
とにかく、車中泊ではすべての物を「どこに置くか」が重要になる。フックに引っかける、頭上のスペースに収める、あるいはフロア下に収納するなど、とにかく寝床となる場所に物を散乱させない工夫が必要だ。寝るためのスペースを確保することが、快適さの第一歩になる。その次に大事になってくるのが、マットをはじめとした寝具の選び方だ。
寝る
2025年の夏、一番暑い時期に標高1500mくらいの場所で寝たんだけど、思っていたよりも暑かった。夜は気温が20度ぐらいまで下がるはずだから、人間が寝るにはちょうどいい気温で本来なら快適に感じられるはずなんだが、それでも寝るときに暑さを覚えた。原因は、おそらくサーマレストのマットで断熱性が一番高いモデルを使っていたことだと思う。背中が熱を持つというか、蒸れるような感じになってしまっいた。そこで途中からはごろ寝マットに切り替えた。年々気温が上がっているせいで、もうロールマットでは暑さに耐えられない。
収納
収納に関しては色々試行錯誤の末に現在は、【Xシリーズ NTボックス #13】 これ一つに落ち着いている。フィット3の荷台に自作した収納棚にジャストフィットで収納できるものを探した。ちなみに棚の高さはイレクターパイプの標準的な45cmを使用しているので、高さも大体それぐらい。ここには調味料、調理器具等、子どもの着替え等をまとめて収納。
JEJアステージ(JEJ Astage) 収納ボックス [Xシリーズ NTボックス #13
油がいつもこぼれて大変な思いをしていたんだけど、油をこちらの商品に入れて持ち運ぶとこぼれないことを発見した。
佐藤金属興業 SALUS ドレッシング&ソースポット L ガラス
このことに気づくまでは油はこぼれること前提として、適度な大きさのダンボールに入れて持ち運んでいて、ダンボールが汚れたら捨てていた。
干す
基本的にはコインランドリーの乾燥機を使うが、タオル等、日常的に使うものを干すエリアも必要。だからハンガーバーは必須。衣類は速乾タイプがよい。

グリップバーに幅30㎝、長さ90㎝の網を載せて、棚の上にも収納場所を作り、さらに幅の狭いバイク用ネットで網の下にも収納できるようにしている。

ボディの剛性強化とかには興味ないんだけど、金網を載せるためだけに【カワイ製作所 リヤピラーバー typeスクエアとピラーバーパッド】を使用している。金網の上は枕や、クッション、毛布とかを置いている。

耐荷重は1kgと小さいが、ちょっとしたゴミや脱いだシャツを引っかけておくのに便利なのがナポレックスの車内用フック。

蚊取り線香
蚊取り線香は忘れがちだし、真冬以外はだいたい蚊がいるので、常に車内に積んである、というか引っかけてある。当然だが車内で使うわけではない。蚊取り線香は蚊に特化したタイプで香りがよいので、【アース渦巻香 蚊とり線香 プロプレミアム 30巻缶入 】を使用。
無くしがちなものの収納
レシートやちょっとしたものはここへ収納。この商品は類似商品がたくさんあるが、普段使っているティッシュのサイズに合わせてショートタイプのこれにした。


どちらもティッシュを入れてある。
そのほか、こういうさっと出し入れできる壁掛け収納はいくらあっても困らない。ハサミなんかいざ使おうというときにないとすごいストレス。以前に乗ってたアクティバンには直接磁石で引っ付けておいた。


狭い車内はとにかく清潔に保つ必要があるので、におわない袋をあらゆるところに置いておくと、いざというときに困らない。
セイワ(SEIWA) 車内用品 ロングシートフック 1本入 IMP130
ライトは2種類
一つはヘッドライト。これは登山でも使うので所持している。単三電池一つで動くのがよい。しかし、それだけでは光量不足。探し物とかかなり不便。なのでもう一つはしっかりとした明るめのを使用。こちらは単三電池3本使用。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) マルチツール
カーテン
フィット3はコンパクト過ぎるのでとにかく積載できない。カーテンレールは自作して上に少しものを載せられるようにしている。軽いもの限定。
Hansleep カーテン 1級遮光 幅100cm 丈80cm

車中泊の快適さは、ちょっとした工夫や道具選びで大きく変わる。これからも自分に合った道具や使い方を探しながら、快適スペースをアップデートしていきます。